超初心者のミク歌作り
6.主旋律を打ち込む
2008/07/20  

ドレミをシーケンサーに打ち込む
さて、ようやく主旋律が完成したところで、いよいよ VOCALOIDの出番なのか!
・・・いえいえ、違います。
曲を付けるのであれば、先に「シーケンサー」に打ち込んだ方が良いのです。
シーケンサーとは何か。
それは、書き込んだ楽譜を自動演奏してくれるソフトのことです。

私は「Domino」というソフトを使っています。
* MIDI音楽編集ソフト「Domino(ドミノ)」
http://www.tkb-soft.hmcbest.com/domino/
Domino

「DominoはピアノロールをメインとしたMIDI専用の音楽編集ソフト(シーケンサ)です。
私のように、音楽は素人 & キーボードはろくに弾けない & 楽譜がろくに読めない & DAWなんて高くて買えない
& 昔買ったSC-8850とかを放置しておくのも勿体ない・・・そんな人がターゲットです。」
私は他のシーケンサーソフトを知りませんが、この Domino はフリーにして使い勝手もよく、素晴らしいソフトだと思います。
作者のTAKABOさんに感謝!
Domino の使い方でつまずきそうなところは >> こちらのページ にメモしておきました。

※ シーケンサーの使い勝手は曲作りを大きく左右します。
世の中には市販、フリーを合わせて様々なシーケンサーが出回っているようですが、
個人の好みも大きく、一概に「これがベスト」とは決められないみたいです。
私はまず、市販ソフトの体験版をいくつか試してみたのですが、機能が多すぎて使いこなせませんでした。
その点 Domino は、私にとっては必要充分な感じでした。
これから歌作りを始めようって人は、あわてて高価な市販シーケンサーを買ってしまう前に、
まずはフリーソフトや体験版で自分の好みを見出した方がよいでしょう。

先にメモったドレミを、マウスでぺちぺちと、シーケンサーに入力します。

(先にメモ代わりにシーケンサーに直接音を記録していた人は、音を記録したシーケンサーと、
 これから入力するシーケンサーを2つ起動することになります。
 1個のシーケンサー上でちまちま調整するより、全く新しい場所に打ち直した方が、結局は速いみたいですよ。)

音色は最後に調整するので、この段階ではいじらなくても構いません。
この段階で、音色よりもずっと重要なのは、

  テンポを合わせること

です。

超初心者の場合、テンポを合わせる作業がとっても難しい。
特に難しいのは「間合い」の取り方。
1節が終わって、次の節に入るまでの長さは思ったよりも長い。
(思ったよりも、というところは人によるかもしれませんが。)
長い音と長い間合いは、ここまでひっぱっていいのか、と思うくらい思い切って引っ張りましょう。
私の場合、打ち込んだはずの歌が実は半テンポずれていて、後から全部やり直し、という羽目にしばし陥りました。

テンポ合わせを行う、ちょっとしたコツを1つ。
それは、

  先に打楽器パートを打ち込む

という方法です。
曲を打ち込む作業にかかる前に、先に打楽器パートに「メトロノーム」となる拍子を打ち込んでおきましょう。
Domino の場合は「A10 CH10」というトラックが打楽器パートになっています。
ここに、とりあえず軽い音のドラムか何かで「1,2,3,4,1,2,3,4」と、等間隔で拍子を刻んでおきます。
パソコンのコピー&ペースト機能を使えば、拍子の入力はすぐにできますよね(全部繰り返しですから。)
あらかじめ拍子が刻んであると、後の打ち込みが正確で楽になります。

メトロノームと同時に、曲全体のテンポも最初に決定すべき重要項目です。
メトロノームのスピードが速すぎる、あるいは遅すぎると感じたならば、
実際に入力する前に、まっさきにテンポを変更してください。
Domino の場合、「Conductor」という一番上にある特別のパートでテンポ設定を行います。
初期値が「120」となっていますので、耳で確かめつつ、10刻みくらいで調整すれば良いでしょう。

PLAY: 牛乳の歌、主旋律+メトロノーム (mp3)

打ち込みが完了したら、「メトロノーム」の拍子は、最終的に消してしまいます。
下書きのようなものです。

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