超初心者のミク歌作り
7.歌を付ける
2008/07/20  

VOCALOID にもってきて、歌を付ける
いよいよ VOCALOIDの出番です。
シーケンサーで入力した主旋律を、VOCALOIDの上に取り込んで、歌を付けます。

なぜ VOCALOID上で直接歌を入力しなかったのか。
それは、曲の入力を1度で済ませたかったからです。
もし歌と曲の両方を用意するのなら、歌と曲で2回、全く同じものを入力しなければなりません。
そして、もっとめんどくさいのは、歌と曲をぴったり一致させる作業です。
そこで、どちらか一方で入力して、それを他方にコピーするという方法を採ります。
こうすれば入力は一度で済みますし、歌と曲を合わせる作業も必要もありません。

実際には、
・シーケンサーに打ち込んだ曲をMIDI形式のファイルに出力する。
・MIDI形式のファイルを VOCALOIDで読み込む。
といった作業を行います。

取り込む前に、シーケンサーの上には歌になる主旋律の部分だけを残して、他は消しておきましょう。
不要な「メトロノーム」が残っていると、VOCALOIDに取り込まれてしまうので。
Dominoの場合、[ファイル]->[SMF書き出し]で、MIDIファイルが出力できます。
VOCALOIDでMIDIファイルを取り込むには、[ファイル]->[開く] で、[ファイルの種類]を「全てのファイル」に指定して取り込みます。
MIDIファイルから取り込んだファイルは、VOCALOID上では、全て「あ〜」で歌った状態になっています。

さて、取り込んだ直後に1つだけパラメーターを調整しておきます。
VOCALOIDの下半分の画面、「VEL」のところで、[右クイック]->[全てのイベントを選択]
どれでも良いから棒グラフの1本の頭をマウスでつかんで・・・棒の高さを低くします。
私は数値を 70〜65 くらいにしています。

VELって何だろう?
どうやら「子音の強さ」らしいのですが、はっきりいって私もよくわかってません。
なぜこんなことをするのか。
MIDIファイルから取り込んだ歌と、直接 VOCALOID上で入力した歌を聞き比べたところ、
どうも直接 VOCALOID入力した方がなめらかに聞こえました。
そこで2つを比較したところ、どうやら違いはこの VEL にあるようでした。
そこで、試しに VELの値を下げてみたところ両者の違いが無くなったので、私は以後このようにしています。
(ここんとこ、もっと正確にわかる人がいたら教えてください。)

曲の取り込みができたら、やっと歌詞を入力するときがやってきました。
音符の「a〜」の部分を、一文字ずつ歌詞に置き換えてゆきます。
私は、気にせず日本語でどんどん打ち込んでいます。
英語で調整しながら入力すればもっと良くなるみたいですが、まずはお手軽にいきましょう。

注意点といえば、発音通りに入力すること。
 「わたしは」ではなくて、「わたしわ」。
 「うんどうかい」ではなくて、「うんどーかい」。
この程度なら、聞けばすぐにわかりますよね。

PLAY: 牛乳の歌、アカペラ (mp3)

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